大阪市立中学校の教員だった松田さんは、2020年3月15日、教職員なかまユニオンのILO・ユネスコ合同専門家委員会(CEART)要請団の一員として、スイス・ジュネーブで、大阪維新支配下の「君が代」処分のあり方や人事評価制度が、国連「教員の地位に関する勧告」(1966年)に反していることを訴えました。3月17日夜に帰国して、新型コロナウイルス政府専門家委員会が欧州からの入国者(帰国者)に2週間の待機と公共交通機関不使用を要請する方針を出したことを知り、その後、3月31日までの2週間、自宅勤務を行いました。校長と確認の上で始めた自宅勤務を大阪市教委が認めずに「欠勤」とし、それを理由として人事評価も最低評価とされ、合計132,498円の賃金・賞与が差し引かれました。松田さんは、2020年9月17日、大阪地裁に、その未払い賃金・未支払い賞与の支払い、及び、損害賠償を求めて、提訴しました。
松田さんは、「市教委の欠勤扱いはおかしい。大阪市新型コロナウルス感染症対策本部長・松井市長の責任で、勤怠の扱いを見直してほしい。」と訴え続けましたが、松井市長はその訴えを無視しました。深刻な感染実態を隠すことばかりに注力している大阪維新のコロナ無策を転換させるための裁判です。ご支援、よろしくお願いします。
※裁判の情報は、教職員なかまユニオンHPに掲載。
「コロナ在宅勤務不払い裁判」第4回口頭弁論
4月26日(月) 11:30 大阪地裁202号法廷
報告集会
同日 12:00~13:00 大阪弁護士会館1110号室
<これまでの裁判経過>
2020年9月17日 提訴(訴状提出)
10月28日 第1回口頭弁論(訴状・答弁書陳述)
12月23日 第2回口頭弁論(原告第1準備書面陳述、原告意見陳述)
2021年3月3日 第3回口頭弁論(被告第1準備書面陳述)
※第4回口頭弁論は、原告第2準備書面陳述(人格攻撃に対する事実に基づく反論)です。
教職員なかまユニオン
連絡先:090-1138-5776(松田)
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