5対3対2の法則を乗り越える闘いを
6月20日、ストップ維新!オンライン大阪市民連帯集会が開催。前大阪市長平松氏のあいさつの後、奈良女子大教授中山氏、フリージャーナリスト西谷氏、思想家内田氏ら三氏からストップ維新のための示唆に富む講演が続いた。
まず中山氏から「政治変革の可能性と大阪の展望」と題した講演。自公維の最悪の連立政権は極めて危険。維新の実態を広く知らせ、「改革勢力」としてのイメージを払拭させていく中身を全国に伝え、維新の全国展開をここ大阪~関西からくい止めていく必要性を強調。
新自由主義の弊害是正、行政の公共性回復、地方自治の発展のためにこの夏から秋、野党共闘を急速に発展させていく必要があると主張。また、非科学的なコロナ対策で医療崩壊おこし死者数全国第一の維新政治から、科学的民主的な政治を実現するため、国政、維新の転換を統一的に考えるべきだと説く。
続いて西谷氏からは、スライド上映で維新政治の特徴を説明。「敵を作って叩く」手段を選ばない維新に勝つためには維新のウソを見抜き、選挙で5(棄権)対3(自公維)対2(残った政党)を棄権者への対話で掘り起こし、4対3対3にすればいい。鍵は投票率だと力説。
講演の中身を広く大阪に拡散しよう!
最後に、内田氏からは違う観点から鋭い指摘。最初に松井市長の介入で大きな混乱をもたらした教育に一言。教育は、未来の子どもたちの成熟を考える。成功体験と経験則がある。そこに政治やマーケットは関与してはいけない。権力者は必ず無駄なことをする。大阪都構想では、コストをなくす目的で10年間専従公務員を使って、とてつもなく行政コストを浪費している。維新の最終的な基準は有権者のマインドにフィットさせるため。吉村さんがテレビに出まくり何かやっているように見せている。維新が成功しているのはかなり複雑な集団的な心理の変化があり、丁寧にほぐしていき客観的に正していくことが求められていると提起。
締めくくりは、大阪市民ネットワーク代表の藤永氏から、「中山さんが強調した大阪での野党共闘が重要であり、ぜひ講演の話を拡散して」との行動提起があり、中身の濃い集会を終えた。
(2021年6月22日)
住民自治を壊す大阪“維新”市政を許さない会
(略称:大阪維新を許さない会)
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