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「指導力向上支援・判定会議」の議事録作成を求める要請書への回答にかかわる11月17日「協議」に向けた質問

2021年10月25日


大阪市教育委員会教育長 山本 晋次 様


大阪市教育委員会関係審議会の適正運営を実現する会

代表 松田 幹雄


「指導力向上支援・判定会議」の議事録作成を求める要請書への回答にかかわる

11月17日「協議」に向けた質問


私たちは、2021年9月6日付で『「指導力向上支援・判定会議」の議事録作成を求める要請書』を提出し、10月8日、回答を受け取りました。要請書には、現在の「会議要旨」ではだめな理由をあげ、議事録作成を求めたのですが、回答は、私たちの主張根拠に一切答えることなく、「指導力向上支援・判定会議につきましては、説明責任を果たすための公文書作成指針に基づいて会議要旨を作成し、公文書の適正管理に努めております」と、現状で何も問題ないとするものでした。

11月17日に行われる「協議」では、大阪市教育委員会には、きちんとした説明を求めるとともに、現状ではだめだと認識を改めていただく場にしていきたいと思っています。「協議」を意味あるものにするために、「回答」を踏まえ、「協議」冒頭で答えてもらいたい質問を下記にあげておきます。検討のうえ、当日冒頭での回答をお願いします。



(1)2020年3月19日決済文書である「指導が不適切である教員の認定及びステップアップ研修の決定並びに関係者への通知について」の根拠が、2020年3月16日指導力向上支援・判定会議会議要旨に記載された「主な発言内容」のみであることからすると、「指導力向上支援・判定会議会議要旨」が、対象教員に対する措置決定の唯一の根拠文書であると思われるが、それでまちがいないですか。


(2)「指導力向上支援・判定会議」は、「説明責任を果たすための公文書作成指針」(以下、指針)の「2(2)ⅰ■市外部の者が参画する次の会議等」の「有識者等から専門的意見を聴取することを目的とする会議等」にあたり、会議録等の作成が必要とされる会議ということでいいですか。


(3)2020年7月 22 日「令和2年度 第1回指導力向上支援・判定会議会議要旨」には、森委員長の選出についての記載がなく、指針「2(3)ⅰ■会議要旨とは」に基づいた適切なものと言えないのではないですか。


(4)指針の(別紙1)「会議要旨のモデル文書」には、「6 会議資料」という項目があります。2020年3月16日「令和元年度 第1回指導力向上支援・判定会議会議要旨」には、会議に提出された資料の記載がありません。指針に基づいた適切なものと言えないのではないですか。どんな資料をもとに論議されたのですか。


(5)対象教員の意見書が2020年3月16日「令和元年度 第1回指導力向上支援・判定会議」に提出されていると思いますが、それに対する判定委員の意見の記載が「会議要旨」にありません。指針に基づいた適切なものと言えないのではないですか。


(6)指針の(別紙1)「会議要旨のモデル文書」には、「※ 会議の内容、公表の必要性等に応じて、次の項目についても記録する。…・ 発言内容、発言者氏名の記録された詳細な会議録」とあります。「指導力向上支援・判定会議」は、会議の内容・性格からすると、「発言内容、発言者氏名の記録された詳細な会議録」の作成が必要な会議ではないですか。


(7)そもそも「指導力向上支援・判定会議」の審議内容・運営にかかわる文書が存在しないことが問題であり、事務局の恣意的運営につながっているのではないですか。「指導力向上支援・判定会議」にかかわる文書は「教育委員会所管の学校における指導が不適切である教員の研修に関する規則」(第10条)だけですか。


(8)2020年2月25日に行われた学校の訪問記録において、「他の教員から寄せられた意見についてはあなたに直接尋ねない。あなた自身の意見ではないという扱いになる。」と訪問出席者が述べていますが、そのような扱いを規定した文書があるのですか。他の教員から寄せられた意見について別途聴取を行ったのですか。

 

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