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「コロナ在宅勤務不払い裁判」9月17日に大阪市を提訴しました!


 「住民自治を壊す大阪“維新”市政を許さない会」(略称:大阪維新を許さない会)が支援する裁判の提訴報告が届きましたので、掲載します。

 

「コロナ在宅勤務不払い裁判」9月17日に大阪市を提訴しました!

             松田幹雄(大阪市立中学校教員 教職員なかまユニオン所属)

 提訴がテレビニュースや新聞等で報道されました。9月18日(金)毎日新聞の記事はこちら。詳しい状況は、9月17日(木)16:30から毎日放送(MBS)「ミント」で放送された真相R「特集 中学校教諭が大阪市を提訴」で知ることができます。

大阪地方裁判所に提出した訴状はこちら

私は、3月24日「明日から出勤してくれ」と言われたとき、それはできないと思いました。

まず、頭に浮かんだことは、「出勤していて、もし感染がわかったら誰がどう責任を取るのだろうか」ということでした。市教委の非常識が非難され、出勤命令を出した者の責任が問われるのは当然です。では、その命令に従った者の責任はどうか。自分の感染の可能性や周りの人に感染させる可能性を自覚しながら、電車で通勤したのは自分自身なのです。私にも責任があることは疑う余地はありません。

 次に、「命令だから仕方がない。きっと自分は感染していない」と自らを納得させ、特に体調に変化がないまま2週間が過ぎれば何も問題はなかったといえるのか、ということです。電車での出勤は本当はとるべきでない間違った行動と思いつつ、命令に背く不利益を避けることを優先する行動になります「保身を優先して出勤命令に従うことは、大切にしたいと思ってきた生徒との向き合い方の基本を壊すことになる。出勤命令はパワハラだ」と思いました。

ぜひ勝訴して、良心に反する行動を強制されない権利を確認したい、そして大阪市の感染症対策をまともなものに是正させたいと思います。

 森友関係の文書改ざんを強要されて自死に追い込まれた赤木俊夫さんに象徴されるように、理不尽な意に沿わない仕事を強要される公務員は至る所に存在します。最初はおかしいと思って不本意ながら従っていた命令も、それに手を染めていくうちに違和感を感じなくなり、今度は自分がそれを命令・指示する側に回っていく…。それが教員も含めた今の公務員職場の大方の現実ではないでしょうか。私は、それに抵抗し声を上げることができる条件・仲間に恵まれ、所属組合・教職員なかまユニオンの支援を得て、提訴することができました。

 私は、4月10日、大阪市コロナウイルス感染症対策本部長・松井市長あてに、私の勤怠についての市教委の対応ついて、感染を広げる可能性のある不適切なものと、「お願い」文書(直訴状)を提出して訴えましたが無視されました。是正の機会はあったのに、それをしなかった大阪市…。是正が必要です。ご支援ください。


※「コロナ在宅勤務不払い裁判」についての情報は、教職員なかまユニオンHP


※教職員なかまユニオンの2020年3月のILO・ユネスコ合同専門家委員会(CEART)要請行動については、以下を参照ください。

 

'20 9/18「毎日新聞」(9/17松田さん「コロナ裁判」提訴)



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